■コロナ禍も影響?
幅広い世代が見る番組だけに毎回、演歌歌手を楽しみにしていた中高年層の視聴者も多かったが、島津亜矢や丘みどりが残念ながら落選している。
「SNSでは以前から演歌枠が多すぎるという声も多かったので、そういった意見が反映された形です。演歌は地道な営業やイベント回りから人気に火がつくケースが多いのですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で歌声を披露できる機会が減ってしまったので、演歌のヒット曲が生まれにくい年ではあったと思います。
しかし、演歌が好きな世代はSNSなどで積極的に意見を発信しないので、SNS上で求める声が少ないからといって、演歌枠を減らすのは国民的番組の在り方としては疑問符がつきますね」(同・レコード会社関係者)
また落選組に限らず、「ほとんどの歌手は、落選してもしょうがない理由がある」との声も。
「今年は新型コロナの影響でリリースを控えたアーティストも多かったうえ、大型フェスなどイベントが軒並み中止に。カバー動画で人気に火がついた『香水』を歌う瑛人さんなど、ネット発でブレイクしたアーティスト以外は、基本的に売り上げを落としています。それだけに、一部の話題になった人以外は“落選理由がある”状態なので、出場を決めたアーティストとこれまで常連だった落選組にそこまで大きな差はないでしょう。番組が15分短縮になったことで、NHK側が泣く泣く落選させた人もいるでしょうから、来年また返り咲く可能性も十分あると思いますよ」(音楽ライター)
残念ながら今年出場を逃したアーティストのファンたちも、落ち込むことはない!?
【週刊女性PRIME】