■事件そのものより報道の姿勢を痛烈に批判

 今回の場合、政府が忘年会を控えた国民に対して「大人数、例えば5人以上の飲食は感染リスクが高まる」と注意を促していたにもかかわらず、菅首相自身が8人以上で会食した件が痛烈に批判されている。松本は「みなさんがお怒りになっているのは、ごもっともだと思う」としつつも、

「8人の人たちにPCR検査受けてくださいとはならないんですよね。ここが不思議なんです」「もともとコロナが怖いんでしょ。だったら、まずそこがゴールじゃないですか。会食をみんな叩いたことでこのニュースを終わりにしようとしていることが本当に不思議」「これだと叩きたいだけやんっていう気がする」としたのだ。

「さらに、“着地点のズレ”を象徴する例として20年10月に兵庫県で行方不明の女性を探していた警察犬が逃げて、その後犬が見つかったニュースを挙げて、

“犬逃げた逃げたー、見つかったー、ちゃんちゃんで終わってんねんけど、最初の女性は!っていう。ニュースやる奴らがアホなんかなって思うんですけど”

 と、痛烈に批判しています」(前出の関係者)

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