■2位は2番組が同率でランクイン

 第2位は、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)と『水曜日のダウンタウン』(TBS系)が同率でランクイン。

『アメトーーク!』は、雨上がり決死隊のトークバラエティ。現在は、蛍原徹が一人でメインMCを務めている。深夜番組ながら視聴率は高く、「〇〇芸人」など、共通の趣味や特徴を持つ芸人が集まりトークする“くくりトーク”にはファンも多い。

 ひな壇芸人が数多く登場する『アメトーーク!』には、「毎回いろんなテーマでのトークが良い。テーマにより芸人さんの意外な面白さが見られる」(44歳/男性/営業・販売)、「運動神経悪い芸人が面白い」(18歳/女性/学生・フリーター)「毎回バカバカしくて面白い。若手と中堅の芸人たちの絡みが面白い」(57歳/女性/主婦)、「どんな企画でも、毎回ひな壇のかけあいが面白い」(40歳/女性/総務・人事・事務)、「オタク並みのかたよったトークほど面白い。アニメやアイドルの話などは世代的に共感するものも多い」(44歳/男性/研究・開発)など、芸人たちのトークを評価する声が多かった。

 一方、ダウンタウンの冠番組『水曜日のダウンタウン』は、お笑い芸人や芸能人たちがさまざまな“説”をプレゼンし、その内容を検証するバラエティ。安田大サーカスクロちゃんをターゲットにした「モンスターシリーズ」企画など一部物議をかもす企画もあるが、最近のバラエティには珍しい“やり過ぎ”感が視聴者には大人気だ。

『水ダウ』を選んだ人からも、「挑戦的な内容が多い。予想の上をいく面白さがある」(29歳/男性/学生・フリーター)、「批判記事が出るくらい飛び抜けている。予想もつかない説が多くて面白い」(38歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)、「昨今の厳しい世論の中、苦情がくるのを分かっていて面白いネタを見せてくれる」(23歳/男性)、「クロちゃんのゲスくて性格の悪いところが見られる。ひどすぎて笑える」(22歳/男性/学生・フリーター)、「企画自体の内容もダウンタウンのトークも面白い」(55歳/女性/主婦)など、コンプライアンスが問われる昨今にも関わらずアグレッシブな内容が高評価されていた。

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