■世間の持つイメージがあだに

「3歳の女の子と1歳の男の子を台湾に残して、若い男性と横浜でお泊りデートに浸った。福原といえば、子どものころから卓球に打ち込む姿が日本中に刷り込まれ、“みんなの娘”として愛されてきた。その愛ちゃんが、不倫だなんて……と驚かれているのが今回の報道です」

 とワイドショーデスクが指摘する。こう続ける。

「福原もそうですが、安達祐実、若い世代ではNHKの朝ドラ出演中の杉咲花、ケータイのCMに出ている芦田愛菜は、“国民的娘”、“みんなの娘”なんです。つまり娘には、幸せになってほしいし、品行方正であることを期待してしまう。

 以前、福原が、テニスの錦織圭とのキス写真が報じられた際も驚かれましたし、結婚後は台湾のテレビ番組で夫とのキスシーンを公開していましたが、そういうことを周囲が求めているのか、と考えるとちょっと首をひねってしまうところです。もちろん、自由に生きるのは大切ですが、一般人だって、本当の自分とパブリックイメージを使い分けて生きている。有名人になればなおさら、その使い分けが求められるんじゃないでしょうか」

 “みんなの娘”としてあってほしくない、小さな子どもを台湾に残して里帰りした最中の不倫疑惑報道。福原への日本中の温かなまなざしが、ひんやり冷めていく。できれば泥沼化だけは見たくない。

〈取材・文/薮入うらら〉

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