■おじさんタレントには1円も払いたくない

 テレビ各局はこれまでの世帯視聴率から、個人視聴率を評価基準へと切り替えている。加えてテレビ離れやコロナ不況により、番組制作費が激減していることもあり、ギャラの高い大御所やベテランタレントは使いづらい状況にある。

「ダウンタウンは、いまだに若年層からも熱烈な支持を得ていることもあり“別格”ですが、視聴者に響かない“おじさんタレント”は容赦なく切っていきたい、若年層に訴求力がないおじさんタレントには1円も払いたくない、というのがテレビ局サイドの本音でしょう。

 31年にわたって続いた長寿番組『噂の!東京マガジン』(TBS系)が終了し、4月からはBS-TBSに移行するのはその最たる例でしょうね。『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)も世帯視聴率は悪くなかったものの、メインの視聴者がシニア層である、そして久本雅美さん(62)ら出演陣のギャラが高いことで打ち切りが決まったといいます」(前出の制作会社関係者)

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