■破格の契約条件を提示される生活から一変……

 伊藤は、昨年9月10日に前事務所を退所し、古巣のイマージュエンターテインメントに所属することを発表していた。事件前には多くの話題作に出演していた伊藤の移籍とあって、当時は、今では考えられないような“バトル”が起こっていたという。

「事件前の伊藤は、乗りに乗った旬な若手俳優。そんな伊藤が給与面の不満を理由に移籍したがっている、との噂が流れたものですから、多数の芸能事務所が彼の獲得を目論み、一大争奪戦が繰り広げられていたんです。

 業界最大手の芸能プロダクションであるホリプロまで参戦して、‌“取り分が(伊藤)9:1(事務所)でも良いからウチに来てほしい”‌と事務所の上層部が直々に頭を下げた、という噂までささやかれるほどでした。ただ、その後の“身体検査”で日頃の素行不良の話が出てきて、各社、サッと手を引いたそうですが……。

 それほど魅力的だった伊藤が一転して、おそらく所属事務所に建て替えてもらったであろう違約金や示談金を返済する日々を送ることになるわけです。不起訴に終わったとはいえ、今後は茨の道を進むことは間違いないですよね」(前出の芸能プロ関係者)

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