キスマイ藤ヶ谷太輔のCDデビューは24歳！ 遅咲きアイドルがドラマで共演した女性アイドルたち

　瀧本はキスマイがデビューする８年も前、いわゆる“アイドル戦国時代”以前の２００３年に「ＳｗｅｅｔＳ」というアイドルグループの一員としてデビューしたキャリアの持ち主。このグループの活動は不発だったが、２０１０年にＮＨＫ連続テレビ小説『てっぱん』に主演するチャンスを掴み、女優として注目されるようなった。

■『ビギナーズ！』ヒロインは絶頂期が短かった剛力彩芽

　藤ヶ谷にとって単独初主演となったドラマは２０１２年の『ビギナーズ！』（ＴＢＳ系）だ。警察学校を舞台にしたこの作品で、同期生の役で出演したのが剛力彩芽である。大政絢と同じく『Ｓｅｖｅｎｔｅｅｎ』（集英社）の専属モデルとして注目を集めていた彼女は、短期集中的に実に多くのドラマやＣＭに出演したことで、「ゴリ押し」だとインターネット上でバッシングの対象となっていた。

　木村拓哉が主演の『ＰＲＩＣＥＬＥＳＳ～あるわけねえだろ、んなもん！～』（２０２１年／フジテレビ系）では、会社員役の藤ヶ谷に相手役は用意されなかったが、２５歳になった２０１３年に教師を演じた『仮面ティーチャー』（日本テレビ系）では同僚教師役で再び大政絢と共演している。

　青い季節を生きる学生や、発展途上の若者を描いた作品は、アイドルがもっとも輝ける場所の一つともいえる。その点、遅いデビューは、その場所に立つ期間を極めて短くするか、下手をすると機会をゼロにしてしまう。藤ヶ谷はデビューが早いとはいえなかったが、それでもギリギリでそうした作品に出演することができたのは幸運だったといえるだろう。

（文／ミゾロギ・ダイスケ）

1. 
2. 1
3. 2
4. 3