米倉涼子
米倉涼子

 3月27日放送の『サワコの朝』(TBS系)の最終回に、米倉涼子(45)が登場した。阿川佐和子(67)は、2002年の『NHK紅白歌合戦』でともに米倉と審査員を務めており、そのときステージから落ちそうになった阿川を米倉が助けてくれたと振り返り、「なんて素敵な人」と思い「惚れた」と明かした。

 米倉は昨年、27年間所属した事務所を退所して個人事務所を設立。米倉は、「Desafio」という事務所名について、スペイン語で「私は挑戦する」という意味があると阿川に語った。米倉は、「今置かれてる自分の立場とか、なんとなく、その環境が甘やかされているなって」「すごくらくちんもさせてもらいながら挑戦もさせてもらってるんですけど」と、前事務所での状況を説明。そのうえで「期待を裏切れない状態になってるっていうか」「自分が本当にそれだけのスキルがあるのかどうかがもうわからない状態になってたっていう感じです」と独立の理由を告白。

 阿川は「社長の役もちょちょいのぱじゃないですか」「私、失敗しないから、みたいな」と称賛したが、米倉は「全然です」「全部失敗したくないので、こうやるとかこう動いておくとか」と首を振り、スタッフの給料計算や福利厚生など、初めての仕事に頭を悩ませていると語った。

 今でこそ国民的女優の米倉だが、バレエを習っていた子どもの頃は「私、前にいくわっていうのが、とてもとてもできなくって」「できれば後ろから2番目ぐらいのグループに入ってやりたい」など消極的だったという。米倉は「自信は今もなんですけど、自信が本当にない」と言ったが、阿川から「誰も信じないぞ」とツッコまれ、「私ははみ出しものだって、なんか思う癖がありますね。いけないところですね、これは私の」と反省していた。

 そんな自分を変えようと、「24、5(歳)ぐらいのときに、私は思ったことを口にするんだ」と決めたといい、「あいさつは自分からしにいくようになろうって決めてからは、とても生きていくのが楽になりました」と明かした。そんな米倉は、2008年に憧れの『CHICAGO』日本版でミュージカル初主演、2012年にはブロードウェイの舞台にも立った。そのことについて「あれはガッツだけです」と語り、レッスンの辛さを思い出し涙ぐむ場面もあったが「大変だったけど、いい思い出です」と笑顔を見せた。

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