そして、翌年にはゴールデンタイムの連続ドラマの『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(2007年/フジテレビ系)にレギュラー出演。

 生田は、男装して男子高校に通うヒロイン(堀北真希)を取り囲むイケメンのうちの1人を演じた。ジャニーズの枠を出て、小栗旬水嶋ヒロ山本裕典岡田将生溝端淳平ら他事務所に属する同年代の俳優たちと共演する貴重な機会となった。

 続いて生田は、人気コミックが原作の『ハチミツとクローバー』(2008年/フジテレビ系)に、劇場版では櫻井翔(当時)が演じた竹本祐太役で出演。この作品で、ヒロイン(主演の扱い)の花本はぐみを演じたのは成海璃子だった。美大生の群像劇だが、当時の成海はまだ15歳であることが注目された。

 そして、大野智(当時:嵐)とのダブル主演という体裁ながら、次の『魔王』(2008年/TBS系)が、生田にとって初のゴールデンタイムの主演ドラマとなった。韓国のドラマをリメイクしたこの作品では、ヒロインとして、『ニコラ』(新潮社)のモデル出身の小林涼子が抜擢された。
 2009年には瑛太主演の『ヴォイス~命なき者の声~』(フジテレビ系)で医大生を演じた生田は、主演級女優として地位を固めつつあった時期の石原さとみと初共演した。

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