■Sな向井理はどう絡む?

 横浜の他のキャスティングでにんまりしてしまったのが、くるみが密かに想いを寄せる葉山社長役の向井理(39)。向井の「ヒロインが淡い思いを寄せるポジション」もしくは「ヒロインに興味を持つツンデレポジション」は、彼のサイコパス的たたずまいが存分に発揮され、ドラマを10倍盛り上げる。

 古くは2007年の『ホタルノヒカリ2』(同局系)の瀬乃も良かったし、同じ火曜ドラマ枠では『きみが心に棲みついた』がホラー並みに怖かったのも、彼の怪演があってこそ。ヒロイン役の川口の頑固キャラと、Sな向井の魅力がどう絡んで相乗効果が出てくるか、楽しみである。

 そして最後に、ヒロイン役の川口春奈。2020年の大活躍は言わずもがな。もう彼女を低視聴率の女王と言う人はいないだろう。2020年1月の『教場』(フジテレビ系)、10月の『極主夫道』(日本テレビ系)。そして大河ドラマ麒麟がくる』(NHK)。川口の線の太い存在感、動じない明るい策略家という風情は、なかなか他の女優にはない。

 いろいろな葛藤や紆余曲折がありながらも、川口春奈は「頼もしい」ヒロインになる気がする。(田中稲)

あわせて読む:
・川口春奈の人見知り!『着飾る恋』横浜流星にも心開かず?「閉ざしちゃった」
・横浜流星「箸マナー炎上」の過去…デスソース&コーラで味覚も崩壊!?
・川口春奈「結婚の誓い」は消滅!?NHK22年「沖縄朝ドラ」出演の縛り!
・川口春奈、メガネ&デニムの“見下し”ショットに「脚長っ」「どタイプ」の声!!

  1. 1
  2. 2