■民主的な通貨である理由とは?

「ドルや円、ユーロなどの法定通貨は、供給量をコントロールすることができます。たとえば、各国ともコロナ対策でお札をジャブジャブ刷り増していますよね。すると、インフレを起こし貨幣の資産価値は減少してしまいます。同じ1万円でも、昨日と今日では価値が変わってしまう。要は法定通貨は政府の胸先三寸で資産価値が増減してしまう資産だということですが、仮想通貨の中にも運営母体の都合で発行枚数を増やすことができる銘柄が少なくありません。

 対してビットコインは発行上限が2100万枚(=2100万BTC)に設定されている“有限の資産”です。また、運営母体を持たないため、その価値を決定するのは市場のユーザー。政府や大企業ではありません。さらに、ブロックチェーン技術によって不正や偽造が事実上不可能であるため、“世界一安全な資産”であると言うこともできます」

 しかも、ナカモト氏によれば「ビットコインは5年程度で3000~5000万円の値段をつける可能性が高い」という。それはなぜか――?

(第2回に続く)

暗号通貨アナリスト・ナカモトヤスシ氏の仮想通貨投資ノウハウ

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