■俳優・佐藤健の「原点」が語られた

 2008年10月期のドラマ『ブラッディ・マンデイ』や、2015年4月期のドラマ『天皇の料理番』など、佐藤の出演作に度々携わってきたTBSプロデューサーの石丸彰彦氏は、佐藤が過去に苦悩したドラマについて語った。

「石丸氏は、“『ROOKIES』が一番大変で、それを超えたら意外とどれも楽に感じたと言ってましたね”と、2008年4月期にドラマ、2009年5月には映画も公開された大ヒット作『ROOKIES』で佐藤が苦悩していたことを証言。

 当時19歳だった佐藤は、この作品でドレッドヘアが自慢の岡田優也役に抜擢されたのですが、共演には佐藤隆太(41)、市原隼人(34)、桐谷健太(41)、城田優(35)といった実力派が勢揃い。

 石丸氏は当時の佐藤について、“すごく下手というより、周りよりちょっと演技のレベルが低かったんだと思うんです”と振り返ったほか、撮影終了時に佐藤からもらった手紙に“がんばる”との言葉が繰り返し使われていたことに触れ、“佐藤健の悔しかったとか、自分なりに反省があったとか、そういうことの原点なのかな”と話していました」(前出のテレビ誌ライター)

 佐藤自身もスタジオで「苦しいというか、一番楽しかった作品でもあるんですね。どうやったら先輩たちみたいにできるんだろうってもがいていたというか」と『ROOKIES』について振り返っていた。

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