■赤西仁の成功で退所を決意したタレントも

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「ジャニーズにこれだけ退所者が相次いでいるのは、ジャニー氏の逝去やジャニーズ事務所に公正取引委員会の調査が入った件も大きいのですが、それ以上に元KAT-TUNの赤西仁(36)の成功が大きいといいます」

 赤西は2014年2月にジャニーズ事務所を退所後、ソロアーティストとして活動している。

「赤西のファンクラブの会員数は数万人。年会費5000円を集めており、それだけで年に1億円近くの収入になっているといいます。これまでジャニーズ事務所ではファンクラブの利益をタレントに還元していなかった。嵐だけは活動休止を発表する前の段階で事務所と交渉を持ち、ファンクラブの売り上げが還元されるようになったといいます。

 ただ、他の多くのタレントはそうはなっていない。これに不満を持つタレントは少なくないようです。錦戸も赤西の成功を目の当たりにして、退所する決意を固めたといいますよね」(前同)

 2018年末をもって退所した元関ジャニ∞の渋谷すばる(39)も、2020年10月に退所したばかりの山下も、やはりファンクラブを立ち上げている。

「赤西が現役ジャニーズタレントに直接吹聴しているわけではないでしょうが、ファンクラブの売り上げが還元されていない現在の状況は“おかしい”ということが明らかになったこと、さらに公取委の調査が入り、いわゆる“圧力”が消滅したこと、そして事務所の象徴でありカリスマ的存在だったジャニー氏の逝去という3つが重なって、退所者が続出していると言われています。

 I氏派のキスマイメンバーでは、横尾渉(34)に退所疑惑が報じられたこともありましたよね」(同)

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