中村倫也の「ババア」呼びに震えた夜…新たな“ハマり役”に中毒者続出!!の画像
中村倫也

 俳優の中村倫也(34)が主演を務める深夜ドラマ『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京系)が好評だ。

 本作は『凪のお暇』で知られるコナリミサト氏の同名漫画を原作とした実写ドラマで、4月5日(月)から放送がスタート。以前から主人公の移動珈琲店店主・青山一が「中村倫也にしか見えない」と原作ファンの間で話題になっており、中村の起用が発表されると期待の声が相次いだ。

 そうした注目度の高さからか、初回放送は「ネットもテレ東」「TVer」などの見逃し配信の週間合計再生数が196万回を突破。同局系番組における1週間の史上最多再生回数という新記録を打ち立て、順調なスタートを切った。

 19年夏に放送されたドラマ『凪のお暇』では、ゆるふわなメンヘラ製造機・ゴンを好演し「ハマり役!」と各方面から絶賛を浴びた中村。コナリ氏が描く“温かくもちょぴりほろ苦い”世界観と役者・中村倫也の相性の良さは折り紙つきだが、このたびの『珈琲~』で演じる青山も、ゴンとは別のベクトルで一筋縄ではいかない役どころ。原作ファンも、どんな色にも染まれるカメレオン俳優・中村が青山という役をどう立体化するのか、胸を高鳴らせていたはずだ。

 1話と2話では、常にほほ笑みを絶やさず、珈琲店を訪れる客たちのさまざまな悩みに耳を傾ける“癒し系”青山の姿が中心に描かれた。決して押しつけがましくなく、それでいて包容力を感じる青山の佇まいや言葉は、自らも長く不遇の時代を過ごし、どこか達観した雰囲気を漂わせる中村本人のイメージにも通じる部分がある。それゆえ、単に“見た目が似ている”“芝居がうまい”ことを超えた不思議な説得力が生まれてくるのかもしれない。

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