■主演映画を台無しにしてしまった伊藤
北村はこの会見の冒頭で、
「まずは本当に、無事映画が公開できたことと、正直、この映画をフラットに見てくれる方がどれだけいるのか、と不安な気持ちがあることと……。僕も今日、ここに立つことが少し怖かったり……、いろんな思いがありました」
「僕ひとりではアゲ太郎という役は演じ切れなかったし、全員に支えられて、走り切ることができました。このステージにいる人、今日この場に来られなかった人たちに支えられて、2本足でここに立てていることが心強いですし、見に来てくれる方がいらっしゃることに幸せを感じています」
としていた。締めのあいさつでも、
「今日の朝、急遽欠席してしまった番組に、たくさん迷惑をお掛けしました」「僕は決して、(自分のことを)可哀想なやつではないし、とても幸せ者だと思っています。本当に人に恵まれて……」
と、懸命に言葉をつないでいた。
「北村は伊藤の親友といっていい存在で、会見から見ても伊藤を受け入れてくれるとは思います。たが、伊藤としては親友の晴れ舞台を台無しにしたわけですからね……。今回の『ナイト・ドクター』では“親友と3度目の共演!”と盛り上がっていた可能性があった、と考えるとひときわ残念です」(前出の映画ライター)