「人力舎が別の芸能プロダクションに吸収されてしまうのではないか、という噂が出ているんです……」
そう話すのは芸能プロ関係者。
人力舎といえば、1977年に設立され、かつてはシティボーイズやB21スペシャルも在籍した老舗お笑いプロダクション。現在もアンタッチャブルやオアシズなど人気コンビ、芸人が所属しているが、同社を巡って話題になったことといえば、やはり2020年6月のアンジャッシュの渡部建(48)に“多目的トイレ不倫”騒動だろう。
『週刊文春』(文藝春秋)に、既婚者の渡部がこれまで複数の女性と不謹慎な不倫行為を行ってきたと報じられ、渡部はレギュラー番組などをすべて降板。CM降板などに伴う違約金1億円以上を支払う必要があるとも報じられた。
渡部は半年間の芸能活動自粛を経て、同年12月に都内で記者会見を行い、一連の騒動について謝罪。違約金について「金額は言えない」としたうえで「責任を持って支払いは終わりました」とコメントしていた。しかし、会見後に人力舎関係者が「事務所が立て替えました」と渡部の発言を訂正したことも話題を呼んだ。
2020年10月の『女性自身』(光文社)では、渡部の違約金を事務所が肩代わりするにあたり、同年の人力舎社員のボーナスがゼロになったと報じている。
「高額の違約金が発生し、稼ぎ頭だった渡部さんの収入も消え、人力舎が大ダメージを受けたことは間違いないでしょう。さらにコロナ禍でお笑いライブや営業、イベントの仕事も激減。どこの芸能事務所も苦しい経営状態にありますが、人力舎も例外ではないでしょうね」(前出の芸能プロ関係者)