■急なキャスティングを見事な演技でカバー

 第2位(21.5%)は、2020年放送のNHK大河ドラマ麒麟がくる』。

 長谷川博己主演、明智光秀の生涯を描いた『麒麟がくる』で、川口は織田信長の正室となる帰蝶(濃姫)役を演じた。当初、帰蝶役には沢尻エリカが決まっていたが、違法薬物の所持容疑で逮捕され、代役として抜擢されたのが川口だった。コロナ禍による収録休止などもあったが見事に帰蝶を演じきり、視聴者を魅了した。

 このドラマを選んだ人からは「急にキャスティングされたとは思えないほど、堂々とした帰蝶さまに見えた。凛々しくて芯の強い役がピタリとハマっていた」(38歳/女性/金融関係)、「急遽の代役だったが、見事に演じきっていた。迫力があり感動した」(46歳/女性/総務・人事・事務)、「急な代役だったが期待以上。大変な状況にもかかわらず魅力的な帰蝶を演じていてすごいなと感じた」(35歳/女性/主婦)など、代役だとは思えない演技を評価する声が多数。他にも「着物がとても似合っていた。娘時代から大人の女性、完成された女性を初めて演じた作品だと思う」(59歳/男性)、「この役が一番印象的だった。凛とした強さ、美しさが似合っていた」(47歳/男性/出版・マスコミ関係)など、称賛の声が続いた。

  1. 1
  2. 2
  3. 3