■“劇薬”のような攻めのキャスティングのワケ

 小川といえば、2月に夫で起業家の豊田剛一郎(36)の不倫が『週刊文春』(文藝春秋)に報じられ、『news23』内で「緊急事態宣言下の自粛について夫婦で話し合っていたにもかかわらず、夫のこのような行動が明らかになり、大変残念に思っております」とコメントしていた。

「太田さんはいきなり豊田氏の不倫についてブッコんだわけですよね。3月にこの特番で共演した流れで、『news23』に太田が出演することになったのでしょう。しかし、爆笑問題・太田さんといえば、毒舌でコントロールが効かない人物として知られ、爆発力はあるけれど、炎上するリスクも非常にある。

 ある意味、“劇薬”のような攻めのキャスティングですよね。ただ、『news23』はここ数年、視聴率が低迷しています。それを何とか打破したいという思いもあり、太田さんが起用されたのではないでしょうか」(制作会社関係者)

 小川は2019年6月より『news23』のメインキャスターに就任。しかし、番組は前任者の雨宮塔子(50)時代から視聴率が伸び悩んでおり、同時間帯の『news zero』(日本テレビ系)が平均世帯視聴率8~9%前後なのに対し、『news23』は4%台を推移している。

「『news zero』の約半分の視聴率という厳しい戦いが続いています。しかし、『news23』はTBSの報道の看板番組。1989年10月に日本を代表するジャーナリストである筑紫哲也さん(享年73)をメインキャスターに迎えてスタートし、2008年3月までは『筑紫哲也 NEWS23』というタイトルでした。

 筑紫さんが降板してからも『news23』として現在まで続く、“TBS報道の良心”とも言える番組です。そのため、TBS内部にも“その伝統を途絶えさせてはいけない”という強い思いがある。しかし、数字が伴っていないんですよね……」(前同)

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