■続けることの大切さ
続けて、田中は「もし、大会がなくても、続けているだけで、きっと、ものすごい意味があるから。とにかく続けるっていうことを、やってほしいなって、今、話を聞いて思いました」と語りかけた。
松山さんは、うれしそうな笑顔を浮かべて拍手し、「ありがとうございます」と感謝。これを見ていた視聴者は、ツイッター上で「自分の体験を踏まえて誠実に答えてくれて、きっとあの子達のココロに届いただろうな」などと、感動の声を寄せていた。
田中は高校時代の挫折だけでなく、俳優になってからも、長い下積み時代で苦悩している。田中は芸歴18年目にして、ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の主演でブレイクしたが、それまでは脇役ばかりだったという。
そのときのことを田中は、昨年11月放送の『ぴったんこカン・カン&中居正広の金スマ合体2時間SP』(TBS系)に出演した際、事務所の後輩が先に売れると「嫉妬、やっかみがあった」と回顧。特に綾野剛(39)がブレイクしたときは、ずっと「クソッ!」と思ってたと明かしていた。
そんな、苦い思いをした遅咲きの俳優だけに、田中の言葉には重みがあり、高校生や視聴者の胸に響いたのかもしれない。