草なぎ剛、NHK大河『青天を衝け』慶喜の「快なり!」でよぎる「重大事件」過去の画像
草なぎ剛(新しい地図)

 5月16日に、NHK大河ドラマ青天を衝け』第14回栄一と運命の主君」が放送された。ついに草なぎ剛(46)演じる徳川慶喜と、主人公である吉沢亮(27)演じる渋沢栄一が対面し、物語が大きく動く回だ。平均視聴率(世帯)は15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回の13.9%から、1.6ポイントアップしたが、これには草なぎの熱演も大いに影響しているという。

「第13話で慶喜は池田成志(58)演じる薩摩の島津久光らに、天皇に信頼の厚い奥田洋平(45)演じる中川宮が取り込まれ、まさに大ピンチな状態でした。しかし、今回、慶喜は酒の勢いも手伝い啖呵を切ることで、場の空気を変えることに成功したんです。ここは俳優・草なぎ剛の真骨頂でした」(女性誌記者)

 慶喜は島津らとの会談を「じかに話を聞いてまいる」と抜け出して中川宮を直接問い詰め、

「朝廷の意見が薩摩の工作ごときでこうもころころと変化し、人を欺くのであれば、もう誰が朝廷のいうことなど、聞くものか!」

 と一喝したうえで「なんという暴論を!」という言葉に臆せず、

「暴論ついでに、宮様にいま1つ暴論を申し上げましょう」

「ここにおります3名は、天下の大愚物! 天下の大悪党(おおあくとう)にてございます。宮さまはなぜこのようなものを信用されるのか……あぁ、島津殿に台所を任せておられるからか。ならば、明日からは私がお世話いたしますゆえ、私にお味方いただきたい」

 とバッサリと言葉でねじ伏せてから去り、慶喜が声をあげて笑うーー。という名シーンが生まれた。

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