■視聴率男に浮上する「労働時間問題」

 抜群の人気を誇る安住アナ。それは数字にも表れている。

「安住アナとビートたけしさん(74)がMCを務める土曜日夜10時からの『新・情報7DAYS ニュースキャスター』が絶好調です。2008年10月から始まった長寿番組ですが。GW直後の5月8日の放送回は、世帯視聴率15.6%、個人8.6%と、かなり良い数字を叩き出しました。同番組では進行役の安住アナが完全に番組の中心。安住アナは制作面もチェックしているという話ですね」(前出の制作会社関係者)

 その実力と人気ゆえ引っ張りだこの安住アナ。金曜日夜のバラエティ番組『ぴったんこカン・カン』、同じく『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』、土曜日早朝のスポーツ系バラエティ番組『東京VICTORY』、そして前述の土曜日夜の『新・情報7DAYS ニュースキャスター』、さらには、2005年から続くライフワークとも言える日曜日朝10時からのラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』と、多数のレギュラー番組を抱えている。

 そして、このことが大きな問題に発展しそうだという。

「この5本に加えて、新たに月から金の早朝のニュース番組をやることになれば、週7日間毎日働くことになる。番組の打ち合わせも入念に行う安住アナは、日曜日の朝の『安住紳一郎の日曜天国』に、土曜日夜の『ニュースキャスター』終わりから一睡もしないまま臨むこともあるといいます。つまり、それぞれの番組にしっかり時間をかけている。

 ましてや、帯のニュース番組となれば、かなり綿密な事前打ち合わせ、番組後の反省会が必要になるでしょう。そこで問題になってくるのが、労働基準法のことなんです」(前同)

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