■出世作でも語りたくないほどハード

 有吉は、猿岩石時代の1996年4月から半年にわたって『ユーラシア大陸横断ヒッチハイク』に挑戦している。

「有吉が最初に大ブレイクしたのが『電波少年』ですが、このヒッチハイクは過酷を極めていて、野宿は当たり前、食料がなく数日絶食状態になったり、パキスタンの砂漠で野宿をしていたときには銃を持った男に家に連れて行かれてイタズラされたり、とんでもない場面に多々遭遇していました。いくら出世作になったとはいえ、こんな過酷な思いをさせた元凶であるスタッフに対して、25年も恨みを抱き続けているのは、無理はないかもしれません」(前出のテレビ誌ライター)

 有吉は、2020年12月の『夜会』でもヒッチハイクについて「もう二度とやりたくない」「絶対に嫌!」と話しているほか、2014年5月にはツイッターで「隙あらばメシを喰って、なるべく満腹にしておく。というのは21歳の時の、ヒッチハイクのトラウマ」とまでツイートしている。

「有吉は、2014年3月に放送された『有吉反省会』(日本テレビ系)で、『電波少年』のプロデューサーでヒッチハイクの企画立案者である“T部長”こと土屋敏男氏と共演しています。

 このとき、有吉はすべての元凶である土屋氏本人を目の前にして“土屋さんに会うと、今でもドキドキする”と話していました。恨みもあるのかもしれませんが、同時にトラウマになってしまうほどの恐怖心も持っているようです」(前同)

 有吉を一躍スターにした『電波少年』だが、闇の深さも相当なようだ。

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