■“中2クール”登板はコロナの影響

 前出の制作会社関係者は言う。

「現状、原作のストックはない状態と言えそうですが、2018年に2回目のドラマが放送されたときは、ベースとなる『ゴースト』が放送の約3か月前、『ヤタガラス』が放送の約2週間前とギリギリのタイミングで原作が発売となったんです。

 また、2作目の最終回にあたる2019年1月放送の特別編のラストでは、阿部さん演じる佃航平の娘、土屋太鳳さん(26)演じる利菜が、海外で技術者としての腕を磨いて日本に戻ってくることを示唆していており、続編に含みをもたせるようなラストになっていました。そのため、3作目の放送があっても決して不思議ではないでしょうね」

 大ヒット作の続編となれば期待も高まるが、ただ、中2クールしか空けないで阿部が再び『日曜劇場』で主演するとなると、「早すぎない?」といった声も上がりそうな気もするが……。しかし、そこには深い事情があるようだ。

「現在放送中の『ドラゴン桜』は、元々、2020年夏に放送が予定されていました。しかし、新型コロナウイルスが猛威を振るい、延期となって2021年4月期に移動となったんです。

 本来であれば、2020年夏に『ドラゴン桜』をやって、そこから1年半ほど間隔を空けて、2022年1月期に阿部さんに登板してもらいたかったのではないでしょうか。しかし、コロナの影響で予定が狂ってしまったため、間隔が詰まってしまったのだと考えられます」(前同)

“中2クール”という短スパンであっても、名俳優・阿部寛が作り出す面白い作品であれば、なんら問題はないだろう!

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