■「ぜんぶ見せ」る思い切りの良さがある

『キコキカク』では、巣鴨で買った洋服でファッションショーをしたり、亀甲縛りに挑んだり、多様な企画を水原自身が先頭に立って撮影している姿勢がファンから好評を呼んでいる。また、3月に発売された茂木モニカ撮影の写真集『夢の続き DREAM BLUE』(PARCO出版)では一糸まとわぬ姿を披露。

「今年の3月にPARCO MUSEUM TOKYOで開催された写真集の発売記念展覧会には、コロナ禍でも多数の来場者が訪れましたし、写真集自体も、発売後即重版がかかる売れ行き。4月から配信が始まったNetflixの映画『彼女』でも、ラブシーンや愛憎を見事な女優根性で演じ切っていて、思わず息をのみました。

 彼女が関わった仕事はSNSで話題になるうえ、10代、20代からの人気も高いので起用したい人は多いでしょうね」(映像制作スタッフ)

 ちなみに、冒頭の「人魚」姿以外でも水原は「これ、大丈夫?」というレベルの「ブルー」な姿をインスタグラムに投稿している。これは『キコキカク』の中の「COLOREDBEAUTY」という企画のオフショットで、全身を青くペイントされた水原が着ている服はひざ上20センチ以上のミニスカートに、総レースのブラと薄手のカーディガン。

 かなり過激に攻めた“透け感”のため、並のタレントではとても身につけられないところだが、9万件以上のいいねと共に、「映画のアバターみたい!」「こんなのも着こなしちゃうのってすごい」「その世界観、大好き!」などといったコメントがファンから寄せられていた。

 2003年に『Seventeen』(集英社)でデビュー以来、モデル、女優など多様な活躍を見せる水原だが、「クリエイター」としての気合が感じられる『キコキカク』をはじめとする最近の活動からは目が離せない。これからも水原自身の才能を自由に発揮する道を突き進んでほしい。

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