■キッチンドリンカーが夫婦仲の悪化につながる
2018年9月、酒気帯び状態で車を運転し、横断歩道の人をはね、そのまま立ち去ってひき逃げの容疑で逮捕。同年11月に懲役2年・執行猶予5年の判決がくだされた元モーニング娘。の吉澤ひとみ(36)は、思わぬ場所でキッチンドリンカーであることが明らかになった。
「吉澤氏のキッチンドリンカーが明らかになったのは2018年11月29日に行われた初公判でのことです。このとき、検察側が2015年に吉澤氏と結婚したIT企業経営者の夫の、“毎日キッチンで酒を飲んでいた”と証言を取り上げたため発覚しました」(芸能記者)
決して珍しいわけではない、芸能人のキッチンドリンカー。こうした行為が、依存症以外の負の部分を引き起こしてしまう場合もあるようだ。
夫婦問題研究家で離婚相談士の岡野あつこ氏は、キッチンドリンカーが夫婦仲に影響を及ぼすと指摘する。
「日頃のちょっとした不満からキッチンドリンカーになってしまうケースもあります。たとえば夫が子どもと仕事にばかり意識が行ってしまい、妻が蔑ろにされていると感じてしまう。でも、妻は“自分を大事にしてほしい”とは直接言えませんから、だんだん不満が溜まって来てしまって、気軽に手が出せるお酒に逃げてしまう。
そこから飲酒量が増加して、キッチンで料理しながら飲んでしまうといった習慣につながってしまう場合もあります。また、飲む量が多い、キッチンドリンカーであることを夫から注意されてしまったら大変です。
妻はお酒も飲んで勢いもついている。友達に注意されるのと違って、夫には日頃の不満も溜まっているわけですから、夫からの注意に逆上して喧嘩になってしまい夫婦仲が悪化してしまうケースもあります」
プレッシャーの多い芸能人ではなく一般の家庭で生活していても、なってしまう可能性があるキッチンドリンカー。酒が原因で家族が崩壊するような事象に発展しないよう注意したい。