■監督は「二刀流」を支持している
そして、大谷が右ヒジを故障していた2019年、ソフトバンク王貞治球団会長は、日本記者クラブの会見で、“故障が常につきまとうのはピッチャーですよ”と、投手が負うダメージの大きさについて言及し、“私は彼が1年でも長くメジャーでプレーしてもらいたいと思っているので、彼がバッターに専念してくれたらいいな、とは思っています”と語っています」(スポーツ紙デスク)
6月30日のヤンキース戦の炎上で、再びこうした「打者専念論」が噴出することも、大いに考えられる。
しかし、これまで鋼の意志で“二刀流”を貫いてきた大谷に対して、エンゼルスのジョー・マドン監督は「彼が(投打で)両方とも素晴らしいプレーができることに対して信頼しているし、私はどうやってこれ(二刀流)を成功させるかということに集中している」と、全面支持を表明している。
13日(日本時間14日)のメジャーのオールスターゲームに、DHとして選出され、その前日のホームランダービーへの出場も決定した大谷。打者としてはゆるぎない評価を確立したと言っていいだろう。
はたして、歴史に名を残す野球選手として、大谷翔平は“二刀流”で輝き続けられるだろうか……