■長瀬がボヤいた後悔の言葉

 長瀬は釣歴20年以上のキャリアを誇り、3メートル越えのカジキさえ釣ったことのあるテクニシャン。国分は、無言で単調な映像になりがちなアタリ待ち(竿に獲物がかかるまでの時間)も、軽快なトークで間を持たせることができる、と期待されていたのだが……。

「国分は“振り分けしてるときは余裕ぶっこいてたけど……ヤバいよねこれ”、長瀬は“しゃぶしゃぶする具だから。ただの汁になっちゃいかんスよね”とプレッシャーを感じていたんですが、それが災いしたのか、この日に限ってまったく釣れなかったんです。ほかの班が順調そうに材料を調達できていたのが、よけいに残念でした」(前出の女性誌記者)

 ルアーではなく、小さいアジを生餌にして釣りを行った2人だったが、エサを持っていかれたり、岩や海藻に仕掛けが引っかかる“根掛かり”を起こしたりと、2人ともうまくいかず、まさかの釣果ゼロという結果に。長瀬は「完全にダイジェストだね俺ら」とボヤいていたが、実際に番組は釣りの様子をダイジェストで流した。90分ほど粘ったようだが、「ヤバいよー」「エサが弱ってきたな……」と2人が軽くぼやく程度で何も起こらず、まったく放送に値する“撮れ高”がないのがよく分かる映像だった。

「不幸中の幸いというべきか、エサ用の小アジ4匹は残ったので、それをしゃぶしゃぶすることでお茶を濁すことになりました。もちろんTOKIOのメンバーは長瀬・国分ペアを責めることはなくウニとカメノテ・イガイ・ショウジンガニのトリプル出汁を作ったんですが、あまりにいい香りだったため、ウニ味が沁み込みやすい白身魚が確保できなかった長瀬は、残念そうに“いやー、これ、お魚があったらなぁ。魚があったらなぁ……”とボヤいていたんです」(前同)

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