■“7対3の黄金比”ができる!
さらに、注ぎ方でも、味わいは変わるんだとか。
「“3度注ぎ”と呼ばれる方法があります。最初は高いところから一気に注ぎ、わざと泡を立てて炭酸を飛ばします。少し待って、泡と液体が1対1くらいの比率になったら、静かに注いで液体で泡を持ち上げるようにします。最後は、泡と液体の比率を見て微調整するように注いでください。こうすることで、“7対3の黄金比”ができて、口当たりは滑らか、ホップの香り、麦の風味や甘味を感じる1杯になります」
難しそうに感じるが、何度か試せばコツをつかめるという。
一方、泡よりもビールの爽快感や苦味を楽しみたいという人は、「まず缶を開けるときに、軽く開栓し、“プシュ”っと気を抜いて落ち着かせてから、プルタブを全開にする。グラスを45度に傾け、ビールを泡立てないようにして、そ〜っと最後まで注いでみてください。炭酸が逃げないので、味が締まります」
注ぎ方ひとつで、何倍もうまいビールに変化するのだ。
プロの裏技で、この夏はうまいビールを飲もう!