ジャニーズＷＥＳＴの重岡大毅（２８）が主演するドラマ『＃家族募集します』（ＴＢＳ系）が、７月９日から放送開始する。ＳＮＳでの投稿がきっかけで「新家族」を募集し、集まった若者たちが絆を深める、という新感覚のホームコメディだ。
ただ、奇をてらった感じはなく、どこかノスタルジーすら漂うのは、主人公・赤城俊平役を演じる重岡大毅の存在ゆえ。重岡はどんな役でも、毎回、不思議なほど安心して見ていられる。ドラマ出演数も特別多いわけではないのに、なんだろう。毎回彼の演技から常に漂う「この役をすることは前世から決まってました」ぐらいのしっくり感！
本作で重岡が演じる赤城は、ある事情で３か月前にシングルファザーになったばかりという設定だ。現役アイドルが、ＧＰ帯の連続ドラマ初主演でいきなりお父さん役。しかしまったく違和感なし！
それどころか、なんの根拠もなく「重岡くんにぴったりではないか」とまで思ってしまう。そういえば、２０１９年『これは経費で落ちません！』（ＮＨＫ）のやさしい山田太陽、２０年の『知らなくていいコト』（日本テレビ系）のクズ野中、そして２１年伊藤健太郎（２４）の代役として急きょキャスティングされた『教場ＩＩ』（フジテレビ系）の出馬役、すべて見た後に「重岡君ぴったり」と思ったものだった。
