■海外からのオファーも続々

 また小栗は、「参加できたことによって考えられること、それこそ次の目標みたいなこともできあがっていった」と語り、「公開したこともあって、少しずつそういうお話とかも増えてたりとか」と、海外からのオファーもあったことを匂わせたが、2021年には日曜劇場『日本沈没-希望の人-』(TBS系)で主演、2022年NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人』の主演も決まっているため、最低でも2年は日本を離れられないという。

 最後に小栗は「だからこそ、その期間にいろんなことを自分のできる範囲でステップアップして」「40からまたちょっと違うスタートを切れるようにしたい」と、今後についての意気込みを新たにしていた。

 日本を代表するハリウッド俳優といえば、渡辺謙と真田広之(60)だろう。特に真田は2003年公開の『ラスト サムライ』をはじめ、2013年『ウルヴァリン:SAMURAI』の敵役、2019年の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』にも出演、今年公開の映画『モータルコンバット』ではメインキャラクターの一人、スコーピオンを演じ、存在感を示した。また、今夏クランクイン予定のキアヌ・リーブス主演映画『ジョン・ウィック』の第4作目の出演も報じられたばかり。若手では、5月に渡米した新田真剣佑(24)や、昨年ジャニーズ事務所を退所した山下智久(36)らも、海外を視野に入れて活動している。小栗もこの波に乗れるのか、2023年以降の活動に注目したい。

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