■田中みな実は“女子アナ的仕事”はもうしない

 田中が『THE TIME,』のアシスタント就任オファーを“受けられなかった”という理由とはいったいなんなのか。

「TBS退社後、田中は宮根誠司(58)や羽鳥慎一(50)などがいるアナウンサー系の事務所に所属しました。しかし、昨年8月に“新たな分野に挑戦したい”という理由から、広末涼子(40)や戸田恵梨香(32)、有村架純(28)などが所属する女優系の事務所に移籍したんです」(前出の芸能プロ関係者)

 一般的に、タレントが事務所を移籍する際には筋を通す必要があると言われている。

「実は、田中もこの移籍にあたって、新事務所では女子アナ業はやらない、だから移籍させてください、としっかりとケジメをつけたということがあったようです。最近は芸能人の移籍や独立は珍しいことではなくなりました。しかし、田中のように大手から大手への移籍というのはなかなかない。それが許されたのは、田中がしっかり筋を通したからでしょう」(前同)

 田中は今年3月で、局アナ時代から出演してきた『有吉ジャポン』と『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(ともにTBS系)から降板している。

「これも、アナウンサー時代の仕事を整理するためだったのではないでしょうか。田中の移籍は多くの合意のもとでなされたわけです。それで、ここにきて『THE TIME,』のアシスタントという“女子アナ的な仕事”をやるとなると、“約束と違う”ということで、関係各所にさまざまな衝突も起きかねないんです。

 田中がニュース番組でアシスタントをやる、というのは芸能関係者から言わせれば100%ない話だったわけです。ただ、安住アナが個人レベルで田中に“やってみない?”と持ち掛けたという可能性はあったかもしれません。そして、もしかしたら田中が個人的にやりたいと思った可能性もある。しかし、現実的にアシスタントに就任することはありえなかったわけです」(同)

 女優に専念するため事務所を移籍した田中だが、現在も『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)や『グータンヌーボ2』(フジテレビ系)などのバラエティ番組にMCとして出演している。

「現在のレギュラー番組には、女子アナというよりタレントとして出演している感じですよね。実際、番組でも“女子アナ然”としているわけではなく、いかにもタレント、バラエティ番組に出演する女優的なイメージで出ていますよね」(同)

「二度と女子アナ的な仕事はしない」という不退転の覚悟で、新事務所に移籍したという田中。果たして10月、『THE TIME,』で安住アナの隣に立っているのは誰なのだろうか――。

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