■事務所の社長と揉めて半年の雲隠れ
類稀なスター性で多くの人を魅了し続けるGACKT(48)も、かつて行方をくらました経験があった。
「GACKTは1999年1月、ロックバンド・MALICE MIZERを脱退し、その年の5月にミニアルバム『Mizérable』でソロデビュー。同年8月には2枚目のソロシングル『Vanilla』をリリースし、ソロ活動を活発化させます。
しかし、この頃、当時所属していた事務所社長との関係が悪化したGACKTは、“メンバー引き連れてペンションで半年生活した”と、沖縄に雲隠れしたと、2020年10月放送の『 爆買い☆スター恩返し』(フジテレビ系)で語りました」(前出の芸能記者)
GACKTは2019年6月放送の『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)でも失踪騒動に触れており、すでにMALICE MIZER在籍時から、「僕対メンバー・社長で完全に別れちゃった」と、バンドメンバーと事務所の社長と対立関係にあったと話している。
「GACKTは、自身の姉の支援を受けながら沖縄で生活を続けたといいます。長年、社長との関係は微妙だったようですし、溜まりに溜まった鬱憤が爆発しての失踪だったのでしょう」(前同)
2000年に入って復帰を果たしたGACKTは上昇気流に乗り、2001年には『ANOTHER WORLD』で『NHK紅白歌合戦』に初出場。その後、スターとしての地位を確立した。
「失踪は周囲に多大な迷惑をかけてしまいますし、社会人としてやってはいけない行為。しかし、梶原やGACKTのように失踪が転機となって、その後の人生のプラスにつながったケースもありますね」(同)
梶原は前述の『しくじり先生』で、「限界を感じたら強がらずに相談しよう」と話している。何もかもを捨てて消えてしまいたいという心境に至る前に、早めに周囲の力を借りるのが大切なのだろう。