■テレビクオリティの料理番組がまさかの低調
宮迫のチャンネルでは7月1日のヒカルとのコラボ動画『登録者200万人を目指すため、ヒカルくんを頼りました』が51万回、自身の整形手術を取り上げた6月27日公開の『【閲覧注意】顔が大変なことになってしまいました…』が166万回再生と好調な動画もある。
「宮迫さんのチャンネルでは、最近ではコラボ動画と整形に関連した動画は好調ですが、それ以外があまり伸びていません。宮迫さんもその点を心配しているのか、7月1日の動画では、ヒカルさんに、チャンネル登録者を伸ばすためにどういったネタの動画を投稿していけば良いのかアドバイスをもらっていましたね。
低調な動画でも特に気になるのが、5月23日にスタートした『有頂天レストラン』です。かつて、フジテレビ系で放送されていた『料理の鉄人』との類似性も指摘されたこの企画ですが、YouTubeなのに昨今のテレビではなかなか見かけなくなった豪華セットを使うド派手さで話題を呼び、最初の動画は79万回再生を残しています。
しかし、6月26日に配信された『有頂天レストラン』の2回目は、公開から2週間以上経っても20万回しか再生されず、宮迫さんの他の動画と比べても少ない数字になってしまっています。最初の期待感から考えると、大きくコケてしまっているという評価になるでしょうね」(前出のWEB編集者)
手越、宮迫と芸能界の第一線で活躍してきたタレントでも、YouTube界ではなかなか厳しい状況になってしまっていると言えそうだ。
「手越さんや宮迫さんのような芸能人YouTuberは今では珍しくなくなっていますし、最近では自身で動画編集を行う仲里依紗さん(31)をはじめ、川口春奈さん(26)といった一流女優がYouTubeで活動。さらにTikTokフォロワー数が3350万人で日本一のじゅんやさん(27)も2020年9月にYouTubeに参入しました。
YouTubeチャンネルの統計情報などを扱う『ユーチュラ』によると、じゅんやさんは2021年1月から6月の間にチャンネル登録者を516万人増やして、嵐の二宮和也さん(38)の『ジャにのちゃんねる』の257万人を抜いて上半期のチャンネル登録者の増加数が1位になったといいます。
このように、芸能界や他のプラットフォームで活躍していたトップクリエイターまでYouTubeに参入し、視聴者の取り合いが以前にも増して激化しています。そうした中で、手越さんや宮迫さんだけでなく、昨年7月3日にYouTuberデビューし、開設から7本連続で100万回再生超えを記録していたアンジャッシュの児嶋一哉さん(48)も、5月13日以降の2か月間で1ケタ万台の再生数しか出ていない動画を11本出てしまっています。
手越さんも宮迫さんも動画制作に日々奮闘しているはずですが、それでも開設当初のような再生回数を獲得するのは難しい。今、YouTube界は、それほど厳しい、激しすぎる競争社会になってしまっていると言えるでしょうね」(前同)
修羅の国と化したYouTube界。今や、強い逆風が吹いているというテレビ界以上に、厳しい場所なのかもしれない。