■光GENJI以来、最高の形でお別れ――

 ここ数年に解散があったグループやユニットだけでなく、ジャニーズの歴史上を振り返ってもV6のようなケースは珍しいという。

「ジャニーズのいわゆるデビュー組のグループでは、歴代でもジャニーズ、フォーリーブス、シブがき隊光GENJIの4組しか今まで解散コンサートを行なっていないんです。

 光GENJIは、1995年8月に最後のオリジナルアルバム『See You Again』をリリースし、9月3日の名古屋でのツアー最終日をもって解散しています。そのため、V6は光GENJI以来、26年ぶりにアルバムをリリースとツアーを行って解散するグループとなります」(前出の女性誌記者)

 光GENJIのラストライブ翌日、1995年9月4日にデビュー記者発表を行ったV6。彼らが光GENJIと同じ幕引きができるというのも、何かの縁なのだろうか。

「V6はかつて、坂本昌行(49)、井ノ原快彦(45)、長野博(48)の20th Century(トニセン)と、三宅健(42)、森田、岡田准一(40)のComing Century(カミセン)の間に大きな溝があったと言われていました。しかし、7月17日放送の『音楽の日』(TBS系)では、司会の中居正広(48)が“当時となんかちょっと距離感は変わってきてるのかな”と話すと、坂本が“そうですね”と反応する場面がありました。

 解散が迫ってきている今、以前に比べてメンバーの結束が強まっていると言われています。デビュー26年目の今、グループは最高の状態にあるようですし、そんなV6がアルバムを出してツアーができる。解散が寂しいのは間違いないですが、それでも、ファンにとっても、そしてメンバーにとってもこれ以上にない最高のお別れになるのではないでしょうか」(前同)

 メンバーたちの結束が、最高のラストを用意するのかもしれない。

  1. 1
  2. 2
  3. 3