■「会場も小さくなるし、お客さんも離れたなっていうのもリアルに分かった」

 田原は1991年1月に個人事務所を設立し、1994年3月をもってジャニーズ事務所を退所した。

「田原さんも退所直前の1994年2月、長女で現在、タレントとして活動する田原可南子さん(27)が誕生した際に開いた記者会見で、“何事も隠密にやりたかったけど、僕ぐらいビッグになっちゃうとそうはいきません”と発言したことが大々的に報じられ、大バッシングを受けました。ちょうどこのバッシングの時期と退所の時期が重なったこともあってか、田原さんは仕事が激減する苦難の時代を迎えてしまいました」(ワイドショー関係者)

 田原は苦難の時代について「会場も小さくなるし、お客さんも離れたなっていうのもリアルに分かった」と、2018年6月放送の『サワコの朝』(TBS系)で話している。

「ただ、田原さんはコンサート活動を地道に続けていきました。彼は、ジャニーズ時代から一貫して、“最高のエンターテインメントを見せる”ということを追求する姿勢を崩さなかった。

 さらに、仕事が減って厳しい時期でも自身のブランドを崩さないよう、良いオファーしか受けなかったといいます。役者の仕事でも主演以外の話は引き受けなかったそうですよ」(前同)

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