■“ダウンタウンの無駄遣い番組”がブッコミで大注目

 そんな中、『ダウンダウンDX』に、夏目のアナウンサーの同期とはいえ、さほど関係が深くない大島が出演し、有吉と夏目の結婚に言及、イジったのだ。

「バラエティ番組関係者の間では“最近の『ダウンタウンDX』は攻めてるよね”という声もあるほどですね。

 同番組のMCである松本さんがツイートしたように、テレビ各局は世帯視聴率ではなく“コア視聴率”を重視しています。ダウンタウンの冠番組『水曜日のダウンタウン』や、松本さんが出演した特番『キングオブコントの会』(ともにTBS系)もコア視聴率が好調で、あらためて今、“やはりダウンタウンはすごい”となっています。そんな中にあって『ダウンタウンDX』だけは世帯視聴率でもコア視聴率でも低調気味だったんです」(前出の制作会社関係者)

 6月14日、松本は自身のツイッターを更新し、「ネットニュースっていつまで“世帯”視聴率を記事にするんやろう?」と疑問を呈し、「(『キングオブコントの会』は)コア視聴率が良かったんです。コア視聴率はスポンサー的にも局的にも世帯視聴率より今や重要な指標なんです。そのコア視聴率が3時間横並びでトップやったんです」とつづった。

 翌15日にも、6月8日に放送された千鳥の『千鳥の相席食堂ゴールデンSP』(ABCテレビ)の平均世帯視聴率が5.8%だったことを報じたスポーツ紙のネット記事を引用し、「これぞ勉強不足のバカライター。コア視聴率はしっかりとってる。じゃないと第二弾あるわけない」とツイートしたことも大きな話題を呼んだ。

「松本さんも世帯視聴率以上にコア視聴率を気にしているのでしょう。ただ、『ダウンタウンDX』は、好調のダウンタウンの足を引っ張るような存在という見方もされてきたんです。『ダウンタウンDX』は日本テレビ系列の読売テレビ制作ですが、日テレ関係者の間では“読売テレビ勘弁してくれよ”、“ダウンタウンの無駄遣い”“木曜22時の枠を日テレに返してほしい”といった声もあった。

 しかし、ここにきて話題性抜群のブッコミを連発。7月15日の世帯視聴率は8.8%、コア視聴率は4.8%を記録しています。世帯でも2桁を下回っていますが、以前はもっと悪かったんです。それがここにきて徐々に数字を上げてきていると言えそうです。“ダウンタウンの無駄遣い”とまで言われた番組ですが、ギリギリを攻めていく内容で、ここから逆襲を果たそうとしているのかもしれませんね」(前同)

『ダウンタウンDX』も軌道に乗せ、さらなるダウンタウン無双時代は続いていく!?

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