■ふんわり楽しめる良作

 特に比嘉愛未は、見ているだけで心が洗われるというか、なんとも気持ちの良いオーラを感じる。もちろん療養のため降板した深田恭子(38)の影はよぎるが、まったく別のテイストになっていただろうと想像し、比較する気にはあまりならない。

 それぞれの長所を見つけて伸ばそうとする、社長と上司。そして奮闘するスタッフたち。乙女ゲームの面白さ。その空気感をふんわりと楽しむにはとても良いドラマである。

 渡邊圭祐が演じる航も「不作法で無気力で無教養」という設定だが、渡邊が知的で上品な雰囲気があり、あまりやっかい者感がない。しかも無気力の前に「どうしていいかも分からない」感じがとても出ていて、自分の「右も左もわからない新入社員の頃の居場所のなさ」を思い出し、応援してしまうのだ。私もオロオロしたなあ、敬語もなにも分からず(遠い目)。

 第4話の予告を見ると、ロマンチックモードが入ってくる予感だが、急展開は望まない。ゲーム会社のワイワイシーン込みで、のんびりと見守りたい。(田中稲)

あわせて読む:
・『彼女はキレイだった』中島健人は色気ダダ漏れで3位!【セクシーすぎる夏ドラマイケメン】トップ10
・渡邊圭祐『推しの王子様』で完全ブレイク!?「佐藤健と三浦春馬のハイブリッド」の声
・“癒し”赤楚衛二VS“クール”渡邊圭祐「演技・反響・数字」7月ドラマ“キュン”対決!
・深田恭子「芸能活動休止」ウラ側と電撃結婚の可能性

  1. 1
  2. 2