「今年3月に水卜麻美アナウンサー(34)が『ZIP!』(日本テレビ系)のMCに就任してから、朝の情報番組は熾烈な視聴率バトルを繰り広げています」
そう話すの広告代理店関係者。
水卜アナは今年3月に長年出演した『スッキリ』(日本テレビ系)を卒業して『ZIP!』のMCに就任。同時間帯の『めざましテレビ』(フジテレビ系)からも永島優美アナ(29)が卒業し、3月からは井上清華アナ(26)が8代目MCに就任し、大きな話題を呼んだ。
「『ZIP!』に水卜アナが来たら、まだキャリアの浅い井上アナの『めざましテレビ』は追い抜かれる、という見通しの報道もありました。ところが、井上アナのMC就任後も『めざましテレビ』は数字を落とすことなく、堅調と言えそうです。ただ、そこにテレビ朝日系の『グッド!モーニング』も食い込んできていて、三つ巴の壮絶バトルの様相を呈しています」(前同)
たとえば、8月10日火曜日の平均世帯視聴率は、『グッド!モーニング』が8.5%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、『めざましテレビ』が7.4%、『ZIP!』が7.1%という数字だ。
「シニア層は『グッド!モーニング』を好んで見ていて、『ZIP!』の視聴者は若者の割合が多い。『めざましテレビ』はその中間という感じです。
また、8月10日の『グッド!モーニング』がいい数字を記録したのは、五輪閉幕直後でエンタメ情報が少なかったからではないでしょうか。『めざましテレビ』と『ZIP!』の強みはエンタメ情報ですからね」(同)
五輪開幕直後の7月22日火曜日の平均世帯視聴率では『めざましテレビ』が9.0%、『グッド!モーニング』が8.0%、『ZIP!』が7.5%で、『めざましテレビ』が2番組を1%以上も上回っている。
「いまだに東京五輪の熱は続いているようですが、これが落ち着けば『めざましテレビ』と『ZIP!』の数字はまた上がってきて、さらなる三つ巴の戦いになっていくのではないでしょうか」(同)