■ナイナイ、YOUもダウンタウンに恐怖

 この出川の言葉にダウンタウンの2人は苦笑いを浮かべていたが、ジュニアが出川に「戻ってほしいんですか?」と聞くと、出川は「いや、俺には戻ってほしくないけど」と即答し、松本と浜田を爆笑させた。

 視聴者からは「ダウンタウンは確かに丸くなったわ」「暴力で支配(笑)」「そんな怖かったの?」などのコメントが上がっていたが、今年4月に放送された『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)で、松本と7年ぶりに共演したナインティナイン矢部浩之(49)も「(今は)めちゃめちゃやさしくなられたじゃないですか」とそのことを指摘。怖かった当時のダウンタウンを知る相方の岡村隆史(51)は、一度ダウンタウンと共演して以来、完全にビビッてしまい、14年以上も共演がないことにも触れていた。

 またダウンタウンを恩人というYOU(57)も、過去のダウンタウンについて「当時は目が合っただけで、殺されると思うぐらい怖かった」と語り、共演のプレッシャーから血尿が出たとも明かしている。

 かつてを知る人からは恐れられる存在のダウンタウンだが、その一方で若い芸人にとっては憧れの存在でもある。最近では2020年のM-1王者であるマヂカルラブリー野田クリスタルが「松本人志の生まれ変わり」を公言、“ダウンタウン病”として知られているが、かつてはアンタッチャブルの山崎弘也(45)もダウンタウンに憧れるあまり、斜に構えていた時期があったという。

 とはいえ、最近の丸くなったダウンタウンのコンビ仲も視聴者には好評だ。はたして視聴者が本当に見たいのは、尖ったダウンタウンとゆるくなったダウンタウン、どちらなのだろうか。

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