■国分「もう怒る時代じゃないんだよ」

 二宮が話した電車とTOKIOのリレー対決企画は、1997年から98年にかけて番組で行なわれたもので、1998年4月のゴールデン進出一発目の放送でも、TOKIOはJR宇都宮線と対決したほか、JR中央線、山形新幹線などとも対決を行なった。

 もう1つの「タイから3000歩で帰ってきた」という企画は、1998年11月に放送された『3000歩でタイから日本へ帰れるのか!?』との実験企画のことで、当時のTOKIOメンバー全員がスーツケースを片手に、公共交通機関をうまく乗り継ぎながら、3000歩以内でタイから東京・新宿に帰還することを目指した。

「電車とのリレー対決は、TOKIOメンバーが無謀とも思える、電車と競争して勝利することを目指すもの。メンバーが全力疾走するのは当然、走る順番を工夫するなど、TOKIOの頑張りで宇都宮線をはじめとした電車に勝利しました。

 そしてタイから3000歩で東京に帰還する企画も、スーツケースに乗ってうまく歩数を減らしながら進まなければならず、普通に徒歩で移動するよりもはるかに体力を使うように見える過酷なものでした。

 苦言を呈した二宮は例年、『東京23区、大都会のど真ん中でカブトムシ探せるか?』企画に参加。カブトムシを都心で探すだけの企画なのですが、二宮は大の虫嫌いとあってビビリながらカブトムシを探していて、かなり大変な思いをしています」(前出のテレビ誌ライター)

 国分は、二宮から岸に対しての対応の甘さを言われると「もう怒る時代じゃないんだよ」とコメントした。

「『鉄腕ダッシュ』では、山口達也さん(49)、長瀬智也さん(42)が抜けて、現メンバーも株式会社TOKIOを立ち上げて多忙な中、番組は、TOKIOを中心にジャニーズの有望な若手を多く番組に参加させて、作っていく方針だといいます。こうした中で、指導を行なう国分さんは若い世代が、嫌がらないようにと意識して優しい対応を心かげているのかもしれません。最近の会社でもよく見られる、ゆとり世代への対応ですよね。

 ただ、二宮さんは過去の『鉄腕ダッシュ』の厳しさ、過酷さを知っていて、また、カブトムシ企画で大変な思いをしているだけあって、国分さんの“優しい対応”に納得いかなかったのかもしれませんね。“激甘じゃないですか!”とまで言っていましたからね」(制作会社関係者)

 山口、長瀬という番組でも大活躍した2人がTOKIOを離れ、大きく変容してきている『鉄腕ダッシュ』。その変化を見つつ、しかし、番組の大切なものは変わらないでいて欲しい、といった思いが二宮にはあったのかもしれない。

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