■ネタがとにかく多すぎる
この姿に視聴者は、ツイッター上で「礼さんの元旦那さんがいい人すぎてこんなところでボロ泣き」「雫ちゃんのためにやり直そうとしてたのに、ちょっと切ない」と、礼との家族観の相違はあったものの、娘思いの芳樹がかわいそうだと同情する声が寄せられた。
また、めいくの恋愛問題は恋にすら発展せず、ナオトは息子・大地(三浦綺羅/8)の正直な気持ちを聞くために振り回される、意味不明な“当て馬”扱いで終わってしまう。こんな役回りを演じさせるとは、人気ロックバンドKing Gnuのボーカル・キーボード、井口理のムダ遣いではないだろうか。
ただ、井口ファンの反響は大きく、ツイッター上では「自然な演技で、なんで俺ここに? っていうとまどいがすごく出てた」「井口さん売れてないミュージシャン感すごくて、ヌーの曲だけしか知らん人やったら気づかんやろうな」「ナオトくんが井口さんそっくりすぎるけど、芝居うまいから違うだろうと思ったら本物だった」などと大ウケだった。
これまで、同ドラマは新しい家族像がテーマのようだったが、あま深堀りしないまま俊平と礼の恋愛要素が入ってきた。また、蒼介のカメラマンとしての過去もワケアリのよう。さらに、みどりのボイスメモとスケッチを元に、俊平が新しい絵本を作る企画も動き出すなど、折り返し点を迎えているのに回収すべきネタが次々に増えている。
次週の予告動画によると、俊平と陽(佐藤遙灯/6)、礼と雫が4人で海に出かけるようで、水着姿になった重岡の肉体美が見られるようだ。貴重な映像に重岡ファンはツイッター上で盛り上がっていたが、広げた風呂敷のたたみ方によっては、今作は重岡の黒歴史になるかもしれない。(ドラマライター/ヤマカワ)