■「炎上がうれしくて」

 鈴木はさらにムエタイをマスター、腕試を磨くために絡んでくるヤンキーを相手に実戦を重ね、後にブラジリアン柔術も習い、父の死をきっかけにお笑い芸人になることを決意。ドランクドラゴンとしてデビューして、『はねるのトびら』(フジテレビ系)でブレイクしたが、キングコングなどの人気との格差があり、腐りまくったあげく炎上キャラになり、メンタルも鍛えられたという。

 鈴木は「炎上がうれしくてねぇ」「(視聴者に)見えてるんだ俺が」「無視されないんですよ。しゃべっていいし、この炎上のときに、俺、生きてんなって感じた」としみじみ。これを聞いた山本は、「最強だわ、メンタル」「見習わなきゃなあ」と感心していた。

 山本といえば、バラエティでズバズバ思ったことを言う“超辛口”キャラ。そのため、これまでSNSでたびたび炎上した過去がある。昨年『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した際には、自分のキャラは周囲にあおられてのものだと釈明。後藤輝基(47)にもとの性格もあるのではないかと指摘されると、それを認め、さらに「人にイジワルしたくなっちゃう」タチだといい、彼氏には「口で追い込んでから膝蹴りする」とぶっちゃけた。当時、伊藤健太郎(24)との交際も噂されており、ネットではこの話も伊藤とのことでは? と推測が飛んでいた。

 そんな山本にとって、“最強の男”鈴木の生き方は見習うべきものだったのかもしれない。

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