「池袋暴走事故」90歳元官僚・飯塚幸三被告に禁錮5年判決…働き盛りドライバーも明日は我が身!「運転機能低下」簡単テストの画像
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 東京・池袋で乗用車が暴走し、母子2人を含む、11人の重軽傷者を出した事故の裁判で、9月2日、加害者の旧通産省の元官僚、飯塚幸三被告(90)に、禁錮5年の実刑判決が下された。

「被告は終始、車の故障による無罪を主張しましたが、裁判ではアクセルとブレーキの踏み間違いによる過失と認定。遺族から事故後の生活について聞かれた際、“持病のリハビリがつらい”など的外れな回答をし、認知症を指摘する声もあります」(全国紙社会部記者)

 中高年の心身医学に詳しい『よこはま土田メディカルクリニック』院長の土田隆氏は、次のように語る。

「50~60代は認知症による事故こそ少ないですが、集中力や反射神経、視力などが若い頃より、かなり低下しています。そのことを、しっかり認識すべきです」

 そこで今回、運転能力をチェックする簡単なテストを作成。まずは下の項目のチェックをしてから、本文を読み進めていただきたい。

■あなたは大丈夫?「運転機能低下」簡単テスト7

(1)駐車時、時間がかかったり、まっすぐ入れられないことがある。

(2)悪天候時や夜間に、運転がしづらいと感じることがある。

(3)歩行者や道路標識を見落とすことがある。

(4)信号や踏切の停止線で、急停止することがある。

(5)曲がる際に、ウインカーを出し忘れることがある。

(6)とっさのときに、アクセルとブレーキを踏み間違えることがある。

(7)同乗者から、車間距離やスピードを注意されることがある。

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