■実は過去にもあった宮本の“生放送やり直し”

 だが、宮本がテレビの生放送でのパフォーマンスでやり直しをするのは、今回が初めてではないという。

「2017年2月に『スッキリ』(日本テレビ系)にエレファントカシマシで出演した際、1997年にリリースした名曲『今宵の月のように』を披露したのですが、歌が始まった直後、宮本の声がガラガラの状態になってしまい、“すいません、もう1回歌い直してもいいですか”と演奏をストップするというハプニングがありました」(前出のテレビ誌ライター)

 4年前に続き、今回の『CDTV』でも生放送での歌い直しのハプニングが起きてしまったわけだが、番組視聴者からは、「宮本浩次がやり直ししたのめっちゃライブ感があって良かったな…」「宮本浩次まさかのやり直し笑笑!!すげえメンタル!いい歌声」「宮本浩次のやり直しも、あそこでちゃんとやり直して宮本カラーで、歌い上げるのさすが 若人にはできないよね」「宮本浩次さんのやり直し見て思ったのは、自分の中で最高のパフォーマンスができないとやり直します!って言えるのかっこいいし、生放送で本番1発で完璧にできる歌手の皆さんほんとすごいなって」と、宮本の行為に感動したという声が、多数ネットに寄せられているのだ。

「宮本の、完璧なパフォーマンスを届けたい、という真摯な思いが画面からも伝わってきましたし、何より“生”を感じられたことが良かったのでしょうね。

 最近の歌番組では“口パク”も多くありますし、芸能人がテレビ番組で過去の口パクを公言することもあります。そうしたことに辟易しているという意見は多数ありますし、今回はそうではなく、一流アーティストが本気で歌ってくれた。それが視聴者からの好意的な声につながったのかもしれませんね」(前同)

 生放送でのハプニングすら高い評価に変えてしまうとは、さすがエレカシの宮本! といったところなのかも。

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