■安住紳一郎アナをもってしてもTBS“死に枠”の呪縛は払拭できず!?

 民放キー局ディレクターは話す。

「初回放送は安住アナと香川さんがそろって出演したこともあり、お祭り感もありました。ただ、4日からの通常回は『あさチャン!』とそれほど変わらない視聴率だったわけです。

 そのせいで“漁夫の利”を期待し、それが叶いそうな予感があった『ラヴィット!』も数字を落としてしまっている。これまでTBSの朝は全然数字がとれなくて“死に枠”だとも言われていましたから、そこからは簡単には逃れられないということでしょうね」

 安住アナをもってしても、いきなりその“呪縛”を払拭することはできなかったということだろう。

「朝の番組というのは各家庭、視聴者それぞれに“視聴習慣”がついてしまっていますから、新番組を継続して見てもらうのは難しい。初回だから“とりあえず”見てみようという人が多かったということでしょう。ただ、『THE TIME,』はまだ本当に始まったばかり。内容面はどんどんブラッシュアップされていくのでしょうし、ここで結果を残せば、安住アナの役員昇格という報道もありますよね。

 間違いのない実力者の安住アナ、また、同番組にはTBSのエースディレクター、記者が集結しているといいます。また、スタジオを立体的に使った演出、全国をつなぐ中継など、他の番組と差別化できる武器も多分にあります。今後、徐々に数字は上がっていくのではないでしょうか」(前同)

 TBSが社運を賭けているという『THE TIME,』。会社の期待を一身に受けている安住アナは番組を上昇気流に乗せることはできるのだろうか。そして、その後に続く『ラヴィット!』も“安住パワー”の恩恵を受けて、低空飛行からの脱出なるか!?

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