■天真爛漫さで先輩女優を翻弄

 その後、志田が材料にしらたきを追加したのを見た石田が、「しらたきってことは和風の鍋?」と聞くと、志田は「まあ、う~ん。まあ、そう。う~ん」と首をかしげた。さらに石田が「すきやきみたいな感じ?」と聞くと、志田は「すきやきじゃないです。奥平鍋なんで」とキッパリ。結局どんな鍋なのか見当がつかないまま、志田の指示に従って野菜を切っていた石田が「水菜多いね」と言うと、志田が「まぁ別になくても……って感じです」と適当に返し、石田は「えっ?」「なくてもいいけど、けっこうな量だよね……」と戸惑っていた。

 野菜を一通り切り終わり、石田が「次は何をすればいいかな?」と聞くと、志田は「火起こしをお願いしてもいいですか」「私はその間に奥平鍋の下準備を進めておきます」と指示。石田は「火起こし? あ、じゃあ、私、火起こし担当」「わかりました。やったことないけど、やってくる」と、初めての火起こしに挑戦。

 初火起こしに奮闘する石田のもとに、作業がひと段落した志田がやってきたが、息を切らしながら木をこすり合わせて火を起こす石田の姿を、笑いながらカメラで撮影。ようやく石田が火を薪に移すと、志田は「これで作ったら絶対おいしいですね」と満足げ。ここで石田が奥平鍋について「冬に食べるの? やっぱりお鍋だから」と確認すると、志田は「いや、1年中食べますね。先週も食べました」と答え、さらに石田を悩ませていた。

 自由気ままに先輩女優を翻弄する志田を見たスタジオのハライチ澤部佑(35)は「なにしてんの志田ちゃん」「なんで写真撮ってんの」と呆れ顔。視聴者からも「ロケで先輩女優に火起こしとかさせて、自分は楽してって普通にない」「石田ひかりが聞いてることに対して毎回否定する返答イラッとするのは私だけなのかな」「これがいまどきの若者なのか」など、疑問の声が挙がった。

 志田は、今年4月期に放送されたドラマ『ドラゴン桜2』(TBS系)に生徒役で出演、「東大専科」で東大を目指すメンバーの1人を演じた。志田は、成績優秀でまじめ、発達障害を持つ同級生を陰ながら支える女生徒で、東大合格圏内の成績だが「女に学歴は必要ない」という父を持ち、1人悩んでいるというという難しい役を熱演していた。

 ドラマでのイメージもあり、今回、石田に対する天真爛漫すぎるキャラとのギャップに困惑した視聴者も多かったようだが、志田と石田は同じ事務所の先輩後輩で、実際の親子ほどの歳の差と、映画で共演した間柄とあり、今回の2人のやりとりも「関係性ができあがっているから」「あくまでも演出」とフォローの声も上がっていた。

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