■「10年無双」も池上彰の切れ味に陰り……

 テレビ東京の『池上彰の選挙ライブ』は世帯視聴率10%を超えることもあり、民放の選挙特番では、国民的アイドルグループ・嵐の櫻井が出演する日本テレビと人気を二分する存在となっている。

「池上さんが候補者や当選者に忖度なしで鋭く切り込む、“池上無双”と呼ばれるスタイルが視聴者から支持されています。ただ、『池上彰の選挙ライブ』は今年が11年目。池上さんも70代を迎え、老いが目立つという指摘も出てきました。他の番組でも、池上さんはテレビ画面の横にあるカンペをずっと読んでいたりしますからね」(前出の制作会社ディレクター)

 池上に対しては、視聴者からも「飽きられないように候補者を刺激して怒らせるような政策と無関係の質問を繰り返し、結果視聴者に不快感を与えて飽きられてる感」「池上さん自身が、過去の切れ味がなくなってるからなあ……」といった声がネットに寄せられている。

「池上さんの“無双状態”が10年続いたわけですが、ここ最近は切れ味がなくなってきていますし、数字も落ちてきています。また、各政党からの評判も当然のように悪い。必要以上に煽っている部分もありますからね。

 そんな中、TBSは太田さんと小川さん、テレビ朝日は大越さんといった具合に、新しいキャラクターで勝負に出てきたわけです。盛り上がりがなく、視聴率が期待できない今回、テレ東以外の各局の総選挙特番の共通のテーマは“池上潰し”だともっぱらですよ」(前同)

 太田&小川のコンビは“池上潰し”を成し遂げられるのか!?

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