藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖/19)が10月30・31日に行われた第34期竜王戦7番勝負第3局で豊島将之竜王(31)に93手で勝利。3連勝となり、「竜王」のタイトル獲得まであと一歩となった。
「竜王位は名人位とともに、将棋界にとって別格のタイトル。竜王戦の優勝賞金も、将棋界最高金額の4400万円となっています。
このまま11月12・13日に行われる第4局で藤井三冠が勝利して竜王となれば、四冠を達成。現在の八大タイトルの内、半数を制することになります。
ちなみに、過去の四冠達成者は大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、米長邦雄永世棋聖、谷川浩司九段、羽生善治九段の5名。藤井三冠の場合、“史上6人目の四冠”という肩書に加え、“史上最年少の四冠”となる可能性も込みで、日本中が注目していますね」(スポーツ紙記者)
将棋のタイトル戦の場合、昼食とおやつに棋士たちがなにを食べたのかが、毎回必ず報じられることになっている。藤井三冠が対戦時に何を食べるのか、いわゆる「将棋めし」への視線も熱いのだ。
「たとえば、藤井三冠は、福島県いわき市で行われた第3局1日目の30日には、午前のおやつとして、地元の銘菓で、水を使わず焼いた卵入りの皮で、小倉あんを挟んだ太鼓型の和菓子『じゃんがら』とアイスコーヒーを食べています。
この日の昼食には、“勝負にカツ”ということで『サンシャイントマト香る麓山高原豚ロース勝つカレー』を生絞り無添加ジュース(柑橘ミックス)と一緒に注文。最後に午後のおやつとしてフェイジョアタルトとフェイジョア生ドーナツ、アイスレモンティーを頼んでいました」(前同)
2日目の10月31日には午前のおやつに「温泉まんじゅう」「味噌(みそ)まんじゅう」にアイスカフェラテをチョイス。まんじゅうは湯本温泉にある和菓子店の人気商品で「味噌まん」は、みそを練り込んだ茶色皮で白いあんを包んだ名物だ。
そして、昼食は「いわきの魚とじゅうねんの天ぷらそば」と、生絞り無添加ジュース(リンゴ)、午後のおやつがいちごサイダーとアイスティーだった。いちごやリンゴは、フルーツが名産品の福島県ならではの選択だろう。