■甘酸っぱい展開はすぐ終わる?

 第2週「1939‐1941」の予告動画によると、稔が「正式に安子さんとお付き合いを認めていただきたい」と訴える姿があるが、勇が安子に告白するシーンもあり、雉真兄弟との三角関係に発展しそうだ。また、両家の家族が安子と稔の交際に反対のようで、2人が結ばれるには、いろいろと障害がありそうだ

 さらに問題なのが時代設定で、劇中、ラジオで「満州国とモンゴル人民共和国の間の国境線を巡って発生した」と、1939年のノモンハン事件が報じられていた。今後、1941年に太平洋戦争が始まるので、これまでの朝ドラのパターンを考えると、稔と勇が戦地に行くのは避けられない。

 朝ドラにしては異例のスピード展開で、早くも恋愛要素が出てきたが、安子と稔の胸キュンが見られるのはアッという間で、戦争が激化していくことで、悲しい別れもいつもより早くやって来てしまうかもしれない。

 松村は8月28日放送のラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポン サタデースペシャル』(ニッポン放送)で、上白石より早くクランクアップを迎え、撮影現場を去ることになったと笑いながら明かしていたが、劇中ではどんな去り方をするのか気になるところだ。(ドラマライター/ヤマカワ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3