■「Matt化」が流行

 意外なところではふだんはメイクとは無縁の「顔がデカいからや!」でお馴染みのFUJIWARA藤本敏史(50)は『VS魂』(フジテレビ系)で藤田ニコルと3人で共演した際に撮った写真を、Mattが7月29日にインスタグラムに投稿したことがある。

「19年に『有田哲平と高嶋ちさ子の人生イロイロ超会議』(TBS系)で共演した際にMattを気に入ったデヴィ夫人(81)は、今年4月28日にホームパーティにMattを招いた様子を“素晴らしいお料理と会話に笑い、楽しい時間を満喫いたしました”とインスタで報告し、そこでもやっぱりMatt加工をしていました。

 夫人の場合、元の顔つきがいいからか加工してもシワが薄くなって目が大きくなった程度で、ほとんど印象が変わりませんでしたね」(専門誌記者)

 そんなタレント活動をしているMattだが、ついに今年11月には企画から完全プロデュースしたトータルビューティブランド〈EMROSE(エムロゼ)〉を立ち上げた。

《芸能界でお仕事をさせてもらうようになり、経験を重ねていくほどに、自分の美容に対する価値観も磨かれていきました。自身のブランドを作る構想はずっとありましたが、もしやるなら美容について「真剣に」「イチから」取り組めるものでなければ意味がない、とも思っていました。》

 と、コメントしている。

「最初こそ、イロモノ感から注目されているフシがあったMattですが、やはり継続は力なりですね。同じくメイクに力を入れているタレント、たとえるならIKKO(59)のように、いつまでも芸能界で活躍して欲しいものです」(前同)

 いまや「桑田の息子のMatt」ではなく「Mattのお父さんの桑田」という感覚にシフトチェンジしつつある。父とはジャンルこそまったく違うが、しっかりとしたタレントとしての道を歩んでいきそうだ。

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